みなさんお元気ですか?
炎天下、ちゃんとした食事と水分をしっかり取って下さい。お互いを守り合いましょう!
みなさんは「トライアル」って会社を知っていますか?店舗販売とネット通販で全国展開をしている会社らしいですね。
そこで働いていた青年と知り合いになりました。
(「あなたは大学を出てスーパーのレジうちをしてるの?」韓国映画「明日へ!」)大学を卒業したのが2003年。ITバブルが崩壊して、就職氷河期に入り就活が全てダメ。ついにメンタルになって10年以上家を出られなくなった。
障害者枠で、何とか「復帰」を図ったのがトライアルだったそうです。
大学の専攻は「情報通信」、取った資格は制度が変わり無くなってしまった。
つまり莫大な金をかけて、何の関係もない仕事に就いている。どれ程ムダなんだろう。みんな金儲けのネタでしかないからだ。
(この時期真っ黒に日焼けしながら安全を守るために働いています。「お疲れ様」と声を掛けられることはあるのでしょうか?)11時から20時近くまでで、時給910円。休憩はまちまちで、6時間立ちっぱなしで商品の点検と配送をひたすらやる。次々にたまる商品の山。達成感も何もない。
職場は、黙々と働く青年か、文句を言ってやめてしまうかしかない。「管理者」も若い人しかいない。もたないから。
いつもギスギスしている。協力する?エンドレスな仕事に協力も達成感もない。
(振り返られることも求めず、安全運転に徹する。しかし、同じ労働者です。)そんな話でした。「若い人を食い潰す。こんな社会自体がおかしい。君はまだ30代、これからだよ。生きている限り挑戦だからね。頑張ろう!」と話したら頷いてくれました。
ジョブローテションも、全面外注化も、常磐線全面開通も青年を食い潰す。
青年たちが見えないのではなく、見ようとしていないんじゃないか?
まず労働組合が、見えなくされている労働者を見ようとしなければ見えない。自分自身の仲間への姿勢を、根本から変える時だと思いました。