ダウンロード 集 団 的 自 衛 権 行 使 反 対 !労働組合は命と安全を守る義務がある 集団的自衛権を許さない!国は国民を守らない 7月1日、安倍政権は国民の圧倒的反対の声を踏みにじり、秘密保護法や武器輸出の解禁に続き、憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行いました。安倍首相は「国民を守るために戦争が必要だ」と言います。
かつての戦争で国民は守られたのでしょうか?第二次世界大戦では、国民総動員の戦争体制によって250万人以上が死にました。沖縄では20万人、大空襲や広島・長崎の原爆投下でも何十万人もの人が亡くなりました。旧満州国(中国東北部)には20万人の日本人が置き去りにされました。
国民は守られるどころか真っ先に犠牲になり、徴兵制で無理やり戦地に駆り出され、戦争が終わっても生きて帰ることすら許されなかったのです。侵略を受けた朝鮮・中国・アジアの人々も戦争の惨禍を決して忘れてはいません。戦争は絶対に許してはならないのです。
安倍首相が「国民を守る」と言うのならば、まず何より14万人にのぼる原発事故避難者や、今も被ばくに苦しむ人たちを全力で守るべきです。戦争責任者の孫である安倍首相は、とんでもない嘘つきではないでしょうか。
被ばく強いるJRに対し、3波のストライキ闘う
私たちは、安全と住民無視の常磐線竜田延伸に反対し、5・10試運転反対第1波ストライキ、5・30~31延伸強行反対第2波ストライキに続き、6月30日に竜田乗入れ中止を求める第3波ストライキを行いました。
特に5月31日の抗議集会とデモには520名もの参加を頂き、全国からストライキ支持の声が寄せられました。
原発事故も何ら終息していないし、生活再建のめども立っていないのに、JRはなぜ避難者を帰還に駆り立てるのか?「帰町宣言」もない中、JRは「竜田延伸は復旧・復興のため」と言っています。
このような会社の施策によって、1日9往復でわずか150人、町役場と福島第二原発の労働者しか乗らない電車を走らせ、乗務員が被ばくを強制されているのです。
命や健康をかえりみない「復興」とは何なのでしょうか?このようなデタラメを、私たちは絶対に許しません。
国鉄分割民営化に反対 筋を通して闘ってきた 今から28年前の1986年、国民の公共財産である国鉄を金儲けのためにJRとして民営化する国鉄分割・民営化に反対し、私たちは動労水戸を結成しました。
以来22年間、多くの組合員が鉄道業務から排除され、昇進・昇給はもちろんのこと、あらゆる面で会社から差別待遇を受けてきました。しかし、最高裁判決に至るまですべての裁判に勝ち、今から5年前に全組合員が鉄道職場に復帰することができました。
私たちは、どんなに厳しい中でも、「間違っていることは間違っている」と筋を通して闘い抜いてきた労働組合です。だからこそ、竜田延伸による被ばくと帰還の強制に対して闘うことができるのです。
労働組合が先頭に立って被ばくと戦争阻止しよう! 原発事故以降、JRは政府の意を汲んだ「御用資本」として安倍政権を支えています。JRは鉄道の海外輸出を狙っており、社員が被ばくすることより金儲けを優先しているのです。
楢葉町はまだ人が住んではいけない避難区域であることを認めながらも、JRが竜田乗り入れを強行したのは、政府の意向に従ったからに他なりません。
JRは政府や東電と一体で、原発事故のもみ消しに立ち回っています。原発事故による被ばく問題をはじめ、福島の怒りが爆発したら、安倍政権が打倒されるからです。
私たちは、命と安全を守るためなら喜んで働きます。しかし、労働者や住民を危険にさらすことに対しては徹底して闘います。まして、人殺しの戦争には絶対に協力しません。
それこそが鉄道員はもとより、戦争で命を奪われたすべての人々の声であると信じています。私たちと共に闘いましょう!