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動労水戸平支部でいわき合同ユニオン学習会


10月5日いわき市の動労水戸平支部事務所で、いわき合同ユニオン青年部学習会が開催されました。

(福島県いわき市の動労水戸平支部事務所)

「労働組合リーダー論」(韓国民主労総)の4回目の学習会。講師が解説するのではなく、学習会参加者が一章ずつ担当して学習し自分の感じたことを述べて、みんなで討論します。

出されている章ごとのテーマについて、それぞれの青年が自分の経験や実践に踏まえて討論して、深めて行くのでいつも新しい発見があります。

参加者の真剣さが伝わります。


読みにくいと思いますが、今回のテーマは、解雇と配置転換との闘い。

民主労総の精神は「労働者大衆を尊敬し、彼らから学ぼうとする姿勢が何より重要なことです。」「大衆を限りなく信頼し、尊重し、大衆が持っている大きな力に確信を持たなければならない。」に貫かれています。

ですから労働組合の主人公はあくまで組合員であることを貫いています。言わば徹底的に民主的であることを労働組合の原則にしています。

解雇も配置転換も「反対のための反対」を戒め、大切なことは労働者の怒りや悔しさ、要求に踏まえること。権威的で断定的な指導の誤りについて戒めています。

労働者や労働組合が主体となって闘えないならば、どんなに立派な方針も誤りだと。

約2時間、読みあわせと感想、感想をめぐる討論。みんなが「もういっぱい、いっぱい」状態に。


学習会で疲れたら、大先輩の元原発労働者をお迎えして鍋と持ち寄った料理を囲んで「乾杯!」

2011年3月11日の大震災と原発事故のあと動労水戸を訪ねて、単身でいわきに来られた人です。

苦労話を明るく語り、青年たちに暖かい言葉をかけて「私は動労水戸に出会えて良かった。余生を動労水戸にかけたい。」と何度も言われていました。

次回第5回学習会は、11月24日17時30分からいわき事務所です。

10月6日水戸駅前、7日いわき駅前街宣やりました。

特急車掌一人乗務化と水郡線ワンマン拡大反対連続行動。6日は水戸駅前、7日はいわき駅前で街頭宣伝に立ちました。


水戸駅前でビラを配る組合員と家族。

一番左の人は、60年安保闘争の闘志とのこと。国労や動労がどうなっているか聞いて来たそうです。一緒に記念撮影。


快晴ながら強風のいわき駅前で、それぞれ個性あふれるアピール。

反応がとても良かった!といわきユニオンの青年。

仲間がいるから闘える。仲間がいるから声をあげられる!動労水戸といわきユニオンへ!

10・5東海第2原発再稼働反対水戸支社団体交渉やりました。

動労水戸は、10月4日常磐線勝田駅前、5日に水郡線磐城石川・磐城棚倉で「特急車掌一人乗務化」「水郡線ワンマン拡大」に反対する街頭宣伝に立ちました。いずれも利用者や地域の方々から大きな共感を受けました。

同日5日10時から水戸支社会議室で、動労水戸が8月9日に出していた「東海第2原発再稼働反対の態度表明の要求について」の団体交渉が行われました。既に申し入れから2ヶ月がたっていることに明らかな様に、JR東日本は常磐線全面に向けて労働者・乗客・住民に被曝を強制しているからこそ原発問題から逃げ回って来ました。


動労水戸からは、高野交渉部長、国分副委員長、辻川副委員長が参加しましたが、何と会社側は、責任者は逃げてしまい実権の無い三人が対応しました。

会社側の解答に先立ち組合はまず「副課長すら出席しないのは団体交渉の形骸化であり、不当労働行為だ。」と追及しました。
それに対して「会社側の回答は支社長名であり、団体交渉に出ている者は全て回答できる。」と強弁。「間違い無く全て答えられるのだな?」と確認して交渉に入りました。

東海原発と特急E657(国分副委員長撮影です!)

以下は、水戸支社長名で読み上げられた回答書です。

動労水戸の要求

・東海第2原発の再稼働について、会社の見解を明らかにされたい。
・水戸支社は、東海第2原発再稼働について、日本原電に断念するよう申し入れをされたい。

会社の回答

・貴組合の主張することに対しては、会社として関知していない。

動労水戸の要求

・東海原発事故が起きた場合、関係する駅、運輸区、車両センター、走行する列車の乗客等の避難計画を明らかにされたい。

会社の回答

・原子力災害発生時の対応については、水総安第104号「水戸支社防災業務計画(原子力災害編)の制定について(通達)(平成25年11月28日)」にて定めているところである。

さてみなさんは、この回答書をどう思われるでしょうか?

水戸支社は、1995年9月30日のJCO臨界事故、2011年3月11日大震災と福島第1原発事故の被害を受け社員と乗客を被曝させられた経験のある企業です。そして今不通になっている常磐線を開通させるために、膨大な投資を行っています。
その痛苦の経験はどこに行ったのでしょうか?

東海第2原発と常磐線東海駅の距離はたった3.6㎞。半径10㎞ならば水郡線も入ります。40年も使った古い原発の再稼働について「関知していない」のひと言です。

東海原発と使用済み核燃料の危険性についても、東海第2原発の状態についても全く調べてもいません。

東海第2原発再稼働に対して「会社としては法に則って粛々と対応するだけだ。」ということに対して、「地元の病院や老人施設を経営している人。JAの理事長も、自治体の長も再稼働反対の声をあげている。彼らは法に則って無いのか?」「東海第2原発事故ならばあなたたちの家族はもちろん、水戸支社も無くなる。会社の人間であると同時に一人の人として考えるべきではないのか?」と話しました。しかし「一人の人間としてという組合の主張は考えさせられる点はあるが、会社として再稼働についてものを申す立場にない。」ということに終始しました。

「常磐線を不通にされた民間企業としてJR東日本が東電に損害賠償を求めず、飛び込み自殺や踏切支障事故には損害賠償を求めるのはおかしくないのか?」と言う質問に対しては「自然災害なので賠償は求めない。人身事故や踏切支障などで損害賠償を求めているのか分からないが、ケースバイケースではないか。」

「すると東電は、自然災害なのに避難している人たちに賠償しているのか?自社の損害に対して痛みがあるなら再稼働に反対するのが、企業のあり方としても普通ではないのか?」とも聞きましたが「当社として再稼働についてものを申す立場ではない」の一点ばりでした。

避難計画については、わざわざ難しく回答していますが「具体的には無い」ということです。東海第2原発の再稼働が決まってから、関係自治体と協議するので現段階では具体的には何もないのです。

東海原発施設には再処理工場があり、使用済み核燃料が行く宛もなく保存されています。低レベル廃棄物でも火災になりました。高レベル廃棄物なら、爆発の危険さえあります。そうした危険にも全く無防備です。過去の教訓が全く生かされていません。

交渉では、避難計画の策定だけでなく、実際に乗客の命を守る立場に立つ社員の教育・訓練の重要性と見かけだけ取り繕うずさんな現状を厳しく追及しました。

それに対しては「今後改善していきたい」と一応答えていました。

労働組合は、自分たちだけの利害だけでなく、利潤最優先で乗客や地域住民の安全や足を投げ捨てることに立ち向かう中で地域の労働者・労働組合として守られるのだと思います。一人一人が職場を回し、社会を動かしているように、地域も一人一人の存在があって人が生活する場になっています。

動労水戸は、労働組合の存在意義をかけてストライキに立ちあがります!










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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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