参議院選挙の投票日が21日に近づいていますね。
「NHKから国民を守る党」ってにわかに出て来た感じがしますが、地方議員が結構いるみたいです。
「水道や電気が無くなったら困るけど、NHKが無くなっても困らない!携帯見ても受信料!ふざけるな!」ってNHKの政見放送で言ってました。
なるほどそうか!と思いつつ、でも非正規雇用化が進むNHKで働いている人たちは複雑だろうなって思いました。
例えばETVですが、かなり面白いと思います。製作者の意欲を凄く感じます。
「低収入の人にも受信料」は確かに腹が立ちます。でも、本当に要らない仕事なんでしょうか?
無くても困らないと言われる仕事をしている人もいます。ティッシュ配りやポスティング何かもそうかも知れません。
要らない仕事と言われたら、「お前たちなんか要らない。ジャマだ。」と言われている感じはしないのでしょうか?
(勝田車両センター検修庫)ジャマだと言われながらティッシュを配る人も、時に住居侵入で警察を呼ばれるポスティングの人も、みんな自身が生きる価値を探しています。
自分の仕事がどうでも良いと思われたら、きっと生きる価値も生まれない様に思います。
人が働くことが、こんなに低められた時代がこれまであったでしょうか?
(検修庫での仕事)下げられているのは賃金だけでなく、人間労働の価値なのです。
私たちの社会と生活は、全て他の人の労働によって成り立っています。
ですから、良い仕事に囲まれていれば、人々の生きる力になります。逆にどうでも良い仕事に囲まれていると、生きる力を奪って行くのです。
(気持ち良く仕事をするためのピット掃除も行われます。)問題は、人間とその仕事が全て企業の生残りのための手段とされていることにあります。
人間らしく生きることと切り離せない仕事が、人間を無意味化させているのです。
実はその本質は、企業のための仕事が、急速に無意味化していることなのです。
だから人間自身のための仕事を奪い返さなければならない。その時が来ているのではないでしょうか?
そこに労働組合の、時代的役割がある様に思うのです。