現実は変わっている。自分も変わる。

ようやく梅雨明けかと思いきや、台風が来ているみたいですね。

「海の家」も大変かもしれません。


 (津軽の海。)

動労千葉の組合員1000人を率いて、国鉄分割民営化反対ストライキを打ち抜いた故中野洋さんは「君子は豹変す」と良く言ってました。

時代と共に現実が変わるのだから、それに応じて自分も変わらなければ通用しない。

真のリーダーは、何かが現象している時、その現象を生み出している条件は今までと同じなのか?

そう吟味して「先を読む」あるいは「絵を描いて見せる」ことができます。

信念は他の人に開かれていますが、教条にされた理想や原則は他の人から自分を閉ざし、相手を縛るだけです。

労働者は、そこから離れて行きますし、つまらない世界だ。


 (時代の変化に通用しなければ朽ち果てる。放置された十和田湖遊覧船。)


さて、時代の本質的変化はどこにあるのでしょう?

時代に通用しない者は朽ち果てる。その現象は、「変わらない」様に見える時代の中の状況の変化を鋭く捉える者たちが登場することが待ち望まれる時代の到来なのではないでしょうか?


 (動労水戸は2011年から415系被曝車両K544の運用阻止を車両センターの全労働者の支持で闘いました。)


常磐線が全線開通すれば、531系も、657系も例えばメインモーター冷却口から目一杯放射性物質を吸い込むことになるでしょう。

それらを検査し、解体清掃し、車両自体を清掃するのは一体誰でしょうか?

原町の乗務員だけの問題ではありません。

勝田車両センターでは、再び(そして広野に放置されたK544レベルではない意味で)被曝労働の問題が問われるのです。

青年の根底からの反乱の時代。青年自身が時代と社会の中軸に躍り出る時代は、口先でない言葉と行動が動かして行くのではないか?逆に言えば、自分が変わることを問わない口先だけの人が、青年の最大の妨害者になるのです。

それは、動労水戸組合員が生きた歴史から学んできたことなのです。

アニオタと鉄オタ(夢を与えて来た鉄道で被曝させてはいけない)

昨日、一昨日ブログを見て頂いた回数が10000近くになりました。

常磐線全線開通問題への関心の大きさを感じると共に、職場で日々頑張っている若い人たちが決して孤立していないことを示している様に感じます。


 (ベルリン市内の駅。「DB=ドイチェバーン」で「ドイツ鉄道」でした。動労水戸ドイツ訪問団撮影。)

「オタク」という呼び方が失礼に感じられる人は、あらかじめお許し下さい。好きなことを追い求めることは、大切なことだと思っていますので。

「京都アニメーション」の放火事件で34人もの人たちが、理不尽にも亡くなりました。


上映が始まった「天気の子」の新海誠監督も「人に夢を与える仕事をして来たのに、とても残念です。」と語っていました。

「人に夢を与える仕事」。実は鉄道の仕事もなんですよね。

みなさん気付いてましたか?


 (新宿東口から見る山の手線が印象的です。)


 (こちらはJR東日本が協賛なんですが、東京駅がまるでドイツ「ハンブルグ」の駅にかぶる様に描かれていました。)


 (そしてこちら。オジさんには「青春ブタやろう」の意味が分かりませんでしたが、江の島電鉄や駅が印象的です。)


人気アニメ映画の背景に鉄道があるのは偶然なんでしょうか?

アニメも鉄道も夢を与えているのは一緒なんだって思います。

それならなおさら、放射能を撒き散らし、若い人たちを被曝させるために鉄道が使われてはならない。

私たちはそう思うのです。

お詫びと訂正

動労水戸ブログを見ている鉄道ファンの方が、ネット上に出されている常磐線全線開通に向けた試運転の情報を送ってくれました。

ネット上の情報について、組合として確認することなく掲載したことについて「正式提案を受けた訳ではなく、根拠がない」との指摘を受けました。

全線開通とそれに伴う試運転があることは事実ですが、具体的には発表も提案もされていないということですので、この点を訂正しますと共にお詫び申し上げます。

試運転のスジを見つけて、連絡してくれた鉄道ファンの方は、高線量地帯を走らされる乗務員の身を案じて連絡をくれました。この点は、改めて深く感謝申し上げます。

引き続き情報や意見をお寄せください。


さて、みなさん東京の豊島園に行かれたことはありますか?

近くに「萬月」というこだわりの絶品お蕎麦屋さんがあります。

入りますとお店の中は「昭和」で感じよく固められています。

そしてレトロなTVで流されていたのは、何と鉄道映画でございました。


調べて見ました。
という1960年の映画でした。

東京発長崎行き夜行寝台特急「さくら」を舞台にした映画でした。

牽引するのは、EF58。そして非電化区間はC62

です。何と旧「平機関区」(現いわき)所属の機関車も使われているとのことです。

国鉄が全面協力して、国鉄職員の活躍を描いた映画です。国鉄が愛された時代の映画です。


 (平機関区C6247)

ところで、福島第一原発も第二も、東京電力の原発です。

そして世界初の完全MOXの大間原発は、水力、火力しかやったことがなく電線が専門の電源開発(Jパワー)の原発。

福島のためでもなく、東北のためでもありません。

震災と共にその原発事故で多くの人が亡くなり、悲しみ苦しんで来ました。


復興だ、常磐線全線開通だと言って被曝させられるのも福島の人たちです。

福島の人たちなら良いのでしょうか?おかしくないですか?労働者に取っては同じ仲間なんです。

相手の立場に立つ。それが出きることが労働組合に取って最も大切なことだと思います。

60年前の映画を見るまでもなく、原町やいわきの仲間の立場に立って発言し、闘うのが本当の仲間だと思います。

常磐線全線開通試運転に読者の声

9月1日からの試運転のスジを送ってくれた鉄道ファンのコメントです。

「9月に常磐線が、いわき~仙台間で運転再開に伴う試運転をするという情報を入手しました。いよいよ始まってしまうんですね…試運転をする乗務員が心配です。」

 (勝田車両センター検修庫15番線のE531)

常磐線全線開通に向けた水戸支社交渉のずさんな内容については、ブログで紹介したばかりです。

国が決めたことだから。会社が決めたことだから。でもその前にみんな同じ人間ではありませんか?

かけがえのない命で、共に今を生きているのです。しかも、福島の人が担当させられます。特に南相馬の人々は、身近な人を津浪で奪われ、原発事故で助けることができなかった人が大勢いるのです。


 (勝田車両センター機動班詰所の片付け。電車の配線図や部品がそろっています。)

「しぶとく」闘う。(常磐線試運転反対!)

表面的な強さでなく我慢強くあきらめないことや粘り強いことを「しぶとい」と言います。

見る人が少なくなっているみたいですが、すもうだと圧倒的に劣勢で土俵際まで追い込まれても、そこであきらめず逆転して行くのを「しぶといすもうを取る」なんて言います。そう言う力士は人気があります。

簡単にあきらめたり、投げないところに人としての魅力があるのではないでしょうか?

きっと自分の人生に重ねて、応援するのかもしれません。


 (651系運転台)

昨日「勝田の651が廃車になるっていうのは本当なんですか?」と言う質問が届きました。

来春の常磐線全面開通が発表され、客寄せ?の話題作りにいわき~富岡間で運用されてきた651系が用済みになることはあり得ることですね。

公共性をかなぐり捨て、利益第一で労働組合破壊して効率化と被曝の強制を進める。

鉄道をその様な、手段に使われても良いのか?鉄道ファンの方々にも一緒に考えていただけたらと願います。


 (勝田車両センター検修庫14番線の651系)

しかしみなさん、物語はしぶとい労働者がいる限り終わりはありません。

多くの人々が、JRの青年たちがあきらめること無くどんな絵を描き、自分たち自身の物語を紡いで行くのかに注目しています。

常磐線全線開通に向けた試運転の動きがあります。(試運転のスジについては鉄道ファンの情報で、裏が取れず削除しました。)


原町運輸区が担当するとのことですが、原町の乗務員なら良いのか?世界の労働者全体の課題ではありませんか?

命と安全を守る闘いは終わりません。みなさん一緒に、JR東日本に抗議をお願いします。しぶとくがんばりましょう!

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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