これが会社のやり方か!

   現在会社側は、来年度退職予定者に対しエルダー社員として働くための(勤務先)内示を行なっています。
   動労水戸としては、3年前辻川副委員長に対する不当配転攻撃を激しく闘って以来、現役、あるいはMTS出向からの続行でのエルダーとして取り組んできたところです。
   しかし、今回動労水戸組合員に対し振り出しに戻ったように本人の希望を全く無視したMTSでの「クリーンスタッフ」を提示してきました。


(2017年9月エルダー不当配転攻撃と闘う辻川副委員長(当時)と組合員)

   組合員は誰もが認める「この道のプロ」として国鉄入社以来42年検修一筋で生きてきた労働者です。組合員はもちろん、後輩からの信頼も厚く2012年の検修外注化では仕業検査でMTS出向となり5年間も協力してきました。
   この無情ともいえる攻撃に怒りが収まりません。絶対に許すことはできません。動労水戸はこの組合員にかけられた攻撃を一丸となって闘っていく決意です。


(木更津運輸区前に結集する動労千葉組合員)

   また動労千葉でも木更津支部の花崎支部長に対し、2月15日付で減給1/2と千葉駅清掃に出向というとんでもない不当処分がなされています。
   2月20日緊急抗議集会が木更津運輸区正門前で18時から行われ国分副委員長が参加されました。

(理屈じゃない!労働者にかけられた攻撃に対し、共に闘う決意を表明する国分副委員長)

   花崎支部長は59歳、定年をあと1年というところでの強制出向。館山運輸区時代スト破りはできないと国労から動労千葉に入った苦労人で、いまの木更津の職場でも人望は厚い労働者です。
   この処分に対する団交では出向に出す理由が見つからず、苦し紛れに千葉支社は「本人のステップアップのため」と回答したらしいです。
   そうしたベテラン運転士をいとも簡単に職場から追い出すこのやり方に本当に怒りが絶えません。


(怒りの先頭に立つ花崎支部長)

   動労水戸、動労千葉の組合員にかけられた攻撃は、今日の労働組合解体攻撃と一体のものです。私たちは、一人のためにみんなで闘うことが、労働組合の原点として捉え、組合の総力をあげて闘っていきます。すべての職場の労働者の怒りで、こんな会社のやり方を変えていきましょう。

2月21日の組合差別裁判は延期に

   1月31日に水戸地裁から出された文書提出命令に対し、2月10日に即時抗告を行ったことにより、2月21日に予定されていた裁判は延期になりました。



   水戸地裁の「命令」では、運転士不登用事件での未払い賃金に関する資料の提示では、会社側が算出の額面では争わないとしているので却下。昇進差別問題では、昇進試験の過去の合格ラインや合格者数、組合員の「作文」の提示は認めたものの、勤務成績を記した「社員管理台帳」や、勤務成績を決める「評価基準」の提示は却下されました。


(水戸地方裁判所)

   これに対し動労水戸弁護団は、2月10日東京高裁に対して「即時抗告申立書を提出し、運転士不登用事件に関するものを除いて、昇進試験問題に関しての証拠となる資料・文書の開示を改めて求めました。

   この抗告を行うと、現在審理をしていた水戸地裁から、その上位の東京高裁に判断が委ねられるため、水戸地裁での審理は一旦中断します。次回開催は、本年9月頃となる見込みです。


(東京高等裁判所)

   この動労水戸裁判は2011年9月に提訴し、いまだに水戸地裁で証人調べも始まっていない段階にあり、異例の長期化をしています。組合員の多くが定年退職やエルダーになるなかで厳しい闘いとなっていますが、照沼組合員をはじめ青年たちの将来を左右する問題だけに、絶対に譲ることができない闘いです。
   労働組合として、組合員やまわりの労働者のために闘い続けていきたいと思っています。
   

労働組合は人事評価を要求すべきではない

   私たち労働者の生活を決めていく2020年春闘が始まっています。こうした中でトヨタ自動車やホンダの労働組合は、人事評価を重視した賃上げを要求しています。企業による人事評価によって労働者の賃金を決めることを要求するとは、労働組合みずから労働者の賃金差別を認めることであって、こんなところに労働者の団結した闘いは無いと思います。



   そもそも企業による人事評価は、公平・公正に行われているでしょうか?JR東日本もそうですが、企業は人事評価の基準など絶対に明らかにしません。同じ仕事をしていても、評価する人とされる人の関係によって差をつけられてしまいます。これによってどんなことにも従順な労働者が生み出されてしまいます。この人事評価が過労死であったり、強制配転を引き起こしているのではないでしょうか?



   安倍政権や日本経団連は、「働き方改革」のもとで成果主義を重視し、「労働組合の無い社会」を作ろうとしています。「生産性向上」「効率化」を名目に人件費を削減し、企業の利益だけを追求しています。そのために柔軟な働き方と称して非正規労働者を拡大し、過労死ラインを超えるような残業が横行しているのではないでしょうか?企業にとって利益を出す労働者は評価するに値し、そうでない労働者は評価すらされない。そこに労働者が人間らしく生きる環境はないと思います。それを労働組合が要求するということは、労働組合の死を意味します。


(木村新委員長になって初の執行委員会)

   社会の生産は、労働現場で働く人たちによって担われています。そのもとで私たちの生活があり、生きていくことができます。労働者はみんなで安心して生きていくために、団結して企業に要求していかなければならないと思います。人事評価を重視するとは、労働者の団結を破壊する行為です。ですから、動労水戸は人事評価に絶対反対です。すべての労働者が安心して働き、生活していける社会をつくっていきましょう。

現場からの声 東京新聞

2月1日付けの東京新聞茨城版に勝田車両センターの照沼、杉井両組合員のインタビューが掲載されました。

定期大会&旗開きを開催

   動労水戸は、昨1月19日第38回定期大会を開催しました。

   石井委員長のあいさつ
   「2011年震災以降のたたかいを全力でたたかってきた。いよいよ3月ダイ改=全線開通阻止の正念場。9.22水戸集会で地域のたたかいでも理解が広まってきた。
   JRでのジョブローテーション.ワンマン運転導入反対のたたかい。MTSでの出向も7年になる。職場代表者選出の取り組みも強化して取り組んでいる。
   執行部が団結を強くうち固めたたかっていきたい。」



  来賓として動労千葉の川崎昌浩書記長、動労福島橋本光一委員長のあいさつを受けました。

   大会は「経過報告」「運動方針」(案)を提起、そして7人の組合員からの質疑を受け活発な討論が行われました。

   木村委員長−照沼書記長体制確立



   新役員選出で木村郁夫委員長–照沼靖功書記長という体制が確立
されました。現場の組合員と協力し団結を打ち固め新しい旋風をまきおこす体制としてがんばります。



   大会終了後、場所を移して「新春団結旗開きを開催しました。
   照沼新書記長の司会で、木村新委員長のあいさつ、乾杯の音頭で
なごやかにはじまりました。
   

   来賓として三里塚芝山連合反対同盟の伊藤信晴さん、動労千葉OB会会長の永田雅章さんをはじめ県内外からかけつけてくださいました。




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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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