郡山総合車両センター外注化阻止!9・11集会&デモ

9月11日、郡山総合車両センターの業務外注化を阻止すべく、動労水戸はストライキを決行し、福島・全国の労働者と共に郡山に集結しました。



集会を呼びかけた、郡山総合車両センターの橋本光一さん。政府・JR資本の意を受けた国労本部・東エリア本部・仙台地本の「中止命令」を打ち破り、郡総労働者の外注化への怒りを体現して、堂々と集会・デモを牽引されました。



辻川慎一副委員長もアピール。



本町緑地から郡総に向かうデモに出発!

 

広大な郡総の敷地の周囲をぐるっとデモ行進。



 

郡総包囲デモの後の屋内集会。橋本さんと共に集会・デモ・街頭宣伝・職場ビラの先頭に立って闘い抜いた動労総連合の青年労働者があいさつ。



共闘の決意を檄布に込めてお渡しします。



石井真一委員長よりあいさつ。



屋内集会の後、郡山駅に向かって再びのデモ行進を行いました。





外注化・非正規職化と安全破壊に怒りを燃やして闘う労働者がいる限り、職場・組合・地域の枠を越えて、私たちは共に連帯してとことん闘います!

若き労働運動のリーダーと共に、今こそ青年労働者は共に闘いに起とう!

鉄道労働者の誇りにかけて、命と安全を破壊するJR体制と対決し、社会を労働者の手に取り戻そう!



動労水戸情報583号

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欠車で「水郡線80周年」祝う支社のデタラメさ

外注化2周年弾劾!9・11ストへ!


外注化・非正規化による「経済徴兵制」日本でも


職場の仲間の皆さん!7月1日の集団的自衛権閣議決定は、3年半前の大震災・原発事故以来の非常事態です。放射能による被曝を許さないこと、戦争を許さないことは労働組合の使命だと、私たちは訴えます。
 

今もイラクやアフガニスタンに送られている米軍兵士の多くは、非正規職や貧困家庭の出身であり、奨学金の返済や就職のために軍隊に入るしかない「経済徴兵制」が行われています。
誰しも戦争になんか行きたくないし、殺し合いなど望みません。しかし、米国の現実を見れば、貧困は若者を「唯一食っていける道」として兵士に駆り立てるものです。
外注化と低賃金・非正規雇用化は、労働者の戦争動員と一体なのです。
 
 

かつての戦争で、どれほどの人々が家族・友人を失い地獄の苦しみを味わってきたことでしょう。安倍総理や麻生、鳩山らの祖父や親は、230万人の国民とそれを上回る他国の人々を死に追いやった太平洋戦争の戦争責任者です。
彼らは、戦死した日本兵の6割が餓死(戦病死)という真実を覆い隠し、「国のために命を捧げること」をとことん美化して、今再び国民に戦争協力を強制しているのです。絶対に許せません。




戦争を阻止する道と職場闘争は一体だ


外注化や被曝労働に対し、自分たちの職場で闘わない労働組合が、別のところでやろうとする「平和運動」など成立しません。労働組合の力がどんどん後退したことで戦争を許したのが、かつての歴史の真実です。

実際に、7・1集団的自衛権閣議決定という非常事態の中で、JRの各労組は、現場労働者の要求や怒りとかけ離れたところで「組織温存」のために大混乱しています。
かつて闘う組合だった国労は、大会の場でその名前まで捨てる提案をしました。
幹部の自己保身のために「スト方針」を打ち出した東労組は、大会に来たJRの社長の前でみじめに撤回し、会社への屈服を決定的に深めました。


他方、私たち動労水戸の外注化・被曝労働絶対反対―常磐線竜田延伸阻止の闘いは、福島県民をはじめ圧倒的支持を受けています。会社の施策であろうと、「ダメなものは絶対ダメだ」と真正面から闘っていることに信頼が寄せられています。

楢葉町民は、「私たちは絶対に乗らない」「JRの若い人たちがかわいそうだ」と言っています。水戸支社は、「誰も乗らない列車は危険」と警備会社の労働者を添乗させています。何と愚かなことでしょうか。
すでに福島の子どもたちの甲状腺ガンや異常が100人を越えました。みんなかけがえのない子どもたちです。被曝を強制し、さらに戦争で死ぬことを強制しようとしているのです。私たちにとっても全く他人事ではありません。


郡総の仲間と連帯し外注化反対を貫こう!


JR水戸支社はこの9月から「水郡線全線開通80周年イベント」を行っています。ところが、水郡線を走るE130系気動車は軸箱のボルト折損等の重大事故が続いており、しかも郡山総合車両センター(郡総)に送っても、在庫削減で部品が無いために修理して戻せないという事態になっています。その結果、所定の編成が欠車のため組めなくなっています。
増車を求める現場の切実な要求に対して、支社は「予算がないからやらない」…キャンペーンはただの金儲けで、元から儲からない水郡線ではもうまともな列車も走らせない。本当にふざけています。まさにJR北海道と同じ道を歩んでいます。外注会社での死傷事故も激発しています。

郡総では10月からさらなる外注化が強行されようとしています。現在働いている650人のうち、外注会社の労働者は既に半数近くの300人。外注化が進めば、とんでもない安全崩壊をもたらすことになります。
労働者の間では「動労千葉や動労水戸のように闘おう」と激烈な討論が交わされています。

 
【放射能で汚染されたK544の検修で、防護服を着用し作業する郡総労働者】 

来年には、検修・構内業務外注化強行からいよいよ3年目を迎えます。私たちは、外注化と非正規雇用化に絶対反対します。全労働者をJRに戻せ!労働者に十分な教育を保障し労働条件を同じにするために、全員をJRに採用しろ!私たちは、労働者に対するあらゆる分断を許さない。郡総外注化は、安全の危機です。郡総の闘う労働者と連帯し、鉄道の安全を死守するため、私たちは郡総外注化に絶対反対で闘います。



動労水戸情報582号

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安全教育に無責任なMTS 鉄道の安全崩壊の元凶だ!

デタラメな「福利厚生」ではなく、まともに生きられる賃金を!


命に関わる重大事故が多発する外注会社

 2012年10月にJR東日本が強行した検修・構内業務外注化以来、外注会社で事故が多発している。8月だけでも3件の重大事故が起きている。いずれの事故も一歩間違えれば命を奪われる重大な事故である。


【検修・構内業務の外注会社で起きた主な重大事故(8月)】

①8月9日 千葉・幕張車両センター
・ドアステッカー掲出作業を行う際、移動禁止表示旗は掲出したが、疑似マスコンキーの挿入を忘れて作業を行った。
・また、作業終了後移動禁止表示旗の撤去を失念した。

②8月12日 千葉・幕張車両センター 添削庫内
・209系車両の車輪添削作業終了後、ピット内で排障器等の高さを調整するため、車両を車両搬送装置で小移動したが、車両が完全に停止する前に補助レールに左手を置いたため、車両フランジ部と補助レールの隙間に小指の先端が挟まれ車両が停止した。
・事故当該は左手小指先端部切断で全治約2か月の重傷。

③8月14日 新幹線長野車両センター構内 
・編成の汚物抜き取りと給水作業の車両を勘違いし、移動禁止表示旗を点灯していない車両にホースを接続した。その後同車両が出区のため起動開始したところ、汚物抜きホース2本と給水ホースを切断した。


 昨年も勝田車両センター構内で移動禁表示旗の掲出を忘れたために汚物抜きホースを切断する事故が起こった。JR東日本管内の鉄道サービス会社は事故を受けて注意喚起を行ったが、事故は減るどころかますます増えている。
 

 MTSは、「安全フォーラム」という行事を全従業員を対象に開いているが、16時開始のため、日勤者など全員が参加することは最初から不可能だ。しかもメインは会社負担の宴会が恒例となっている。こんな姿勢で安全が守れるわけがない。
 

 従業員全員が受けるべき安全教育の機会をちゃんと与えず、宴会の経費は出すが従業員の待遇は改善しようとしないのがMTSという会社だ。


不可解な支出をやめて根本的な待遇改善を

 しかも、不可解な支出は「安全フォーラム」だけではない。

①従業員全員対象の旅行が毎年2月にある。社員の積立ではなく全額会社負担(一人1万5千円といわれる)で、事業所ごとに行き先を決めている。MTSの従業員は公称で664名となっており、旅行だけで996万円もかかることになる。行った人はお土産まで渡されるが、行かなかった人の旅行代は給料で戻ってくることもない。

②MTSは、今年8月冒頭、JRから出向している構内運転士に1万円のびゅう商品券を配布した。本社は「随時褒賞」などというが、就業規則にはない。よく聞いてみると、出向の際に運転士の安全無事故褒賞金がJRとMTSとダブルで出ると説明していたのが間違いであったため、それを隠ぺいするために今回だけ商品券を配布してごまかそうとしていたことが判明した。労働者を平等に扱う労働基準法に反している。配布するなら清掃の労働者も含めて全員に配布すべきなのだ。

③○○クラブという制度。ゴルフクラブ、旅クラブ、カラオケクラブなどがあるというが、1000円の入会金を払えば、会社から年間補助金が出て、例えばゴルフはプレー代がタダになるという。予算がいくらあって、補助金としていくら支出しているのかが全く不明だ。
④MTSは今年も「会社設立37周年」などと、全従業員に記念品をカタログで選ばせて配布した。なぜ毎年のように祝うのか。しかもわざわざ記念品を配布するのか。「品物の質が悪い」「いらない」という声も出ている。
 
 

 このように、MTSは無駄な支出・常識外れな支出が多い会社である。金の出所も不可解極まりないが、そんな金があるのなら、まともに生活できる賃金を全員に支払うべきである。時給を上げること、扶養手当や住宅手当を出すこと、駐車場を無料提供することなど、従業員が本当に望んでいることは山ほどあるはずだ。MTSが今やっている旅行やクラブ、記念品など、「福利厚生」とすら呼べない代物だ。


プロパー社員の教育もJRに丸投げするMTS

 MTSは、現在運転士や検修業務をするプロパーの養成を行っている。しかし、運転の仕方・出区点検・応急処置・法規や車両構造まで全部JRに丸投げである。検修のプロパーも同じだ。車両構造や仕業検査の教育はJR本体の主務職に、実作業は出向社員に丸投げしている。
 

 MTSはこのように検修・構内業務プロパーをごく短期間で養成しようとしている。技術継承など不可能だし、しようともしていない。鉄道の安全の根幹に関わる問題だ。MTSで働く労働者はすべてJR本体で雇用し、労働条件を引き上げ、JRの責任で養成すべきだ。
 

 私たち動労水戸は、外注化に反対し、職場闘争・裁判闘争を一つに結びつけて闘っている。労働者の安全を守り、待遇を改善するために、団結して労働者として当然の要求を闘い取らなければならない。私たちと共に闘おう!

動労水戸情報581号

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被ばくも戦争も労働者の力で阻止しよう!

「運行継続」が大前提の支社回答は完全に支離滅裂


事実直視せず責任逃れに走る支社を徹底追及


 6月1日から強行された竜田乗入れから2か月が経過した。楢葉町から仮設住宅に避難している人たちからは、動労水戸に対して「私たちは電車に乗らない。無人の電車を運転させられている乗務員の人たちが気の毒だ」という声が上がっている。こうした声に踏まえて、私たちは7月22日の支社団交で、会社の無責任を徹底追及し乗入れ中止を強く求めた。
 

 会社は前回団交での「竜田に行く乗務員は『放射線従事者』だ」という見解を、今回の団交であっさりと撤回してしまった。この一点を見ても、会社の発言の軽さが明白だ。
 そして、乗務員や乗客の安全対策については「危険な場所に行くという認識はない。あくまで不安解消のためにやっていることだ」と主張。 車両の線量測定についても、会社は「空間線量の値で問題はない」と主張し、内部被曝の危険性をとことん無視している。

 労働者・住民の安全や要求を無視した正当性ゼロの「帰町宣言のない運行再開」を強行した結果、会社は苦しまぎれの言い訳をするしかないところに追いつめられている。こんなデタラメな回答でごまかし、乗り入れを継続する気なのか!生命と安全が問題となっている今、譲歩や妥協は取り返しがつかない。


国・東電・JRが一体の汚染と被ばくの隠ぺい


 7月14日、報道各社は、昨年8月19日に福島第一原発の敷地内でがれきを撤去する際に飛散した放射性物質が、原発から20㌔以上離れた南相馬市のコメを汚染していたことを伝えた。昨年収穫されたコメから基準値を超える放射性物質が検出され、さらに8月19日のがれき撤去作業の際に飛散した放射性物質によって、原発労働者が大量被曝したことなどから結論づけたという。


 

 この事実が示すことは、原発に残っている大量の核燃料の再臨界といった重大事態だけでなく、福島第一原発の日常的な収束作業であっても、放射性物質が容易に飛散するということだ。そして、ひとたび放射性物質が飛散すれば、風向き一つで楢葉町を含む広大な範囲を再び汚染するということだ。
 

 今回汚染が確認された地点は原発から20㌔以上離れている。国も東電も、今回の事実を1年近くも隠し続けてきた。原発事故を引き起こした責任から逃れ、「復興」という嘘とペテンによって、原発事故避難者に帰還を強制するためだ。
 
 

 東電は、まもなく原発1号機の建屋カバーを外し、これまで線量が高く手が着けられなかったがれきの撤去作業を行うとしている。放射性物質の再飛散はいつ起こってもおかしくない。 このような状況の中で、原発からわずか15キロしか離れていない竜田駅への乗り入れ継続を絶対に許してはならない。労働者・利用者を守り、原発事故避難者への帰還強制を阻止するために、現場で働く私たちが立ち上がるときだ。


被ばく労働強制の先に戦争協力の強制がある 絶対反対貫き闘おう!
 
 

 運行再開強行は、国の政策のためならば労働者や乗客・住民の命や健康などどうなっても構わないということだ。7月1日の集団的自衛権の閣議決定は、日本が地球上のどこでも戦争を行うという宣言だ。国の要請による竜田延伸の次には、労働者の戦争動員が待っている。 

 政府や会社が言うところの「復旧・復興」は、安倍政権の政治家たちが口にする「自衛」「国民を守る」と全く同じだ。それに反対する者を「非国民」「風評被害をあおる者」と攻撃・分断し、怒りを抑え込む手口もまた同じ。そして、被曝強制の先に、戦争協力の強制がある。
 

 鉄道労働者にとっては、戦争動員は直接の問題だ。国の指示で会社が戦争遂行に協力し、兵士や武器の輸送が業務命令となる。福島をはじめ放射能が降り注いだ広い地域では、誰もが母子の健康を心配している。子どもたちが無事に生まれて安心していたら、次には兵士にされて戦場に送られる。決して嘘ではない。それは現実にこの国で起こったことだ。その責任から逃れ、今再び権力の座にあるのが、安倍首相をはじめとする日本の政治家たちだ。
 
 

 二度と繰り返してはならないこの戦争への道を止めることと、竜田乗り入れを中止させることは一体の闘いだ。原発事故の責任も、戦争の責任も、絶対にあいまいにしない。
 私たちには被曝強制を止める力も、戦争を止める力もある。その力は労働者が労働組合として団結し、絶対反対を貫いて粘り強く闘う中で作られる。
 

 動労水戸に入り、すべての人々の未来をかけて闘おう!

5・31いわき集会 報告ビラ

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※掲載が遅くなり、時期的に前後してしまって申し訳ありません。5月31日の集会の報告号のビラです。おもに街宣や仮設住宅にお住いの方にお渡ししてきました。



帰町宣言なきJR竜田乗入れに大きな怒りの声

竜田乗入れ中止を求めて第3波ストライキを闘います


「運行再開絶対反対!」いわきで集会と大デモ

 私たちJRの労組である国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)は、常磐線広野~竜田間運行再開に反対してストライキを決行し、31日に平中央公園で反対集会とデモを開催しました。
 

 帰還強制に反対する楢葉町民の声と、労働者・利用者への被ばくを強いる運行再開に反対するJR労働者の力が、楢葉町「帰町宣言」を阻止しました。 
 

 帰還強制に固執し、運行再開を強行したJRや安倍政権の国家意思に、さらなる怒りの声を叩きつけましょう。竜田乗入れを中止させるために、私たち動労水戸は第3波ストライキを構えて闘い抜く決意です。


帰還強いる運行再開 中止求めて闘い抜く

 竜田乗入れがいかに無謀な計画なのか。JRは放射能を体内に取り込んで被ばくする内部被ばくの危険性については全くの無知・無理解です。また「人身事故や車両異常が起こった時でも、線量が1マイクロシーベルト以上ある場合は車内に避難して待機せよ」と指導しています。「いかに安全を守るか」ではなく、「放射能があろうともいかに電車を走らせるか」という発想なのです。


 
 

 今回の運行再開によって、避難生活を続ける方々への「放射能は問題ないから帰町せよ」という圧力が強まることを私たちは強く懸念します。放射能への不安を口にする人はこれまで以上に「風評被害をあおるな」「復興にとってマイナスだ」と非難され、避難生活を続けることも否定されていく…原発事故をなかったかのようにして、事故を引き起こした国や東電は責任から逃げようとする動きに他なりません。 
 
 

 誰も住んでいない町に、誰も乗らない電車を走らせることを会社は強制しています。運転士も車掌も心底怒っています。被ばくするだけの意味がない労働ほど辛いものはありません。

 私たちは、避難者の方々が運行再開に反対していることをいわき運輸区の乗務員に訴え、彼らと共に運行中止を求めて闘うために、怒りの先頭に立ってストライキで闘います。これからも皆様のご理解とご支援をお願いいたします。

 

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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310-0011
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