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ライフサイクル発令を許さない!
東労組が認めることで成立するライフサイクル
来年の冒頭の「ライフサイクルの深度化」による駅配転に向けての面談が行われた。大子では動労水戸組合員の會澤憲一君に対し、運転士を続けたいという本人の意向を無視した強制発令が行われようとしている。
動労水戸が暴露してきたように「ライフサイクルの深度化
は、就業規則にもなければ組合と会社の協定にもなっていない。ただ東労組との「覚書」があるだけで、東労組が認めなければ成立しないとことんインチキな制度だ。それを東労組所属でもない動労水戸の青年に適用すること自体が不当労働行為であり断固間違っている。
しかも、既に駅に行ってきた全ての青年たちがライフサイクルの無意味さを訴えている。東京圏まで行かされ「君たちは運輸のプロではない」と言われた青年もいる。ライフサイクルは駅の外注化と退職者の一時的な穴埋めのための「その場しのぎ」の制度だ。だからこそ会社は正式な制度にしないのだ。
「その場しのぎ」の施策は会社の金儲けが目的
「その場しのぎ」の強制はライフサイクルだけではない。検修・構内業務外注化の強制出向も含めて、全てが「その場しのぎ」でしかない。何があっても命令に従わせる事が会社の最大の狙いである。配転・出向による生活破壊も、被曝の強制による健康破壊にも会社も東労組も一切責任を取らない。最後は「自己責任」だ。
駅外注化を進めるJRは、ついに秋葉原駅まで全面外注化しようとしている。全駅が外注化されれば、乗務員の養成もできなくなる。その先には車掌・運転士の外注化が待っている。ライフサイクルに従う事は、自分たちと後輩たちの未来の破壊に通じている。動労水戸と動労総連合は、このような会社の施策を絶対に認めない。
会社が追求しているのはただただ金儲けの成果だ。JR東日本の役員報酬はガンガン上がり続け上位ランキングに入った。しかし、社員の賃金は上がらないどころか、外注化・非正規雇用にドンドン切り換えられている。会社は現場労働者をとことん軽視し、低賃金で競争させ、その場しのぎでこき使おうとしている。
会社に対して一言でもまともな事を言ったり逆らったりすれば、どんなに仕事ができても昇進・昇格させない。その事をみんな知っている。何よりも、動労水戸組合員に対する差別を見れば一目りょう然だ。
人間らしく生きるためにお互いを守り合うのが労働組合の真の使命
みんなによく考えて欲しい。このままでいいのだろうか?自分の事だけ考え、仲間の事に目をつぶって、それが本当に人間らしい生き方なのだろうか?
外注化で事故が多発し、労災死が増えている。インチキな「福島復興」のための常磐線延伸で無意味な被曝が強制されている。原発事故による子どもたちの甲状腺ガンだけで既に138人、最大で通常の50倍である。果たして、自分の息子や娘だったら耐えられるだろうか?
労働組合は、単なる保険でも互助会でもない。あるいは組合幹部が自己保身のために私物化していい組織でもない。労働者が仲間を大切にして人間らしく生きていくために、団結しお互いを守り合うためにあるのだ。そこから自分たちの仕事に誇りを持ち、労働者の社会的責任を果たしていくのだ。鉄道の最大の責務は、金儲けでなく安全=命を守ることだ。だから戦争にも原発にも反対して、ストライキで闘うのは当然の事だ。それが鉄道労働者と労働組合の最大の使命ではないだろうか?
断固拒否の声を上げよう 団結して未来を拓こう!
ライフサイクルについて、会社は「任用の基準で行う」と回答した。制度=社員の義務でも何でもない、単なる人事異動だということだ。ならば、面談で「業務上の必要性」はちゃんと説明されただろうか?
ところが、現場長が面談で言っているのは「発令が出れば行ってもらう。希望を出さないとどこに行くか分からない」という脅しだけだ。こんな圧力を受けながら書かされた「希望」など一切無効だ。今すぐにでも撤回できる。嫌なことは嫌だと、共に声を上げよう!
東労組はこの間「覚書が守られていない」「(3年で戻すという)覚書を守れ」とだけ主張している。どんなに無意味で、結果的に労働者の首を絞めてでも「ライフサイクル発令を強行しろ」と同じことを言っているのだ。一体これが労働組合なのだろうか?会社の手先でしかない。
自分たちの運命は仲間との団結でしか切り拓けない。社会全体に非正規雇用がまん延し、年金や社会福祉も崩壊し、戦争が迫っている。安倍政権同様、東労組の幹部や会社に任せておくような甘い考えでは、自分たちの未来は絶対に開けない。
動労水戸の先輩や青年たちと一緒に、信頼し合いながら充実して働き生きていく道を選択しよう!
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破綻を深めるJR全面外注化
ライフサイクル制度を粉砕しよう!
ライフサイクルの面談では「駅には行かない」と言おう!
現在、職場ではライフサイクルの面談が始まっている。JR東労組は掲示で「通常のライフサイクルを守れ」と主張しているが、駅員→車掌→運転士から再び駅員という「ライフサイクル深度化」は、実際には就業規則にもなく、会社の制度ですらない。東労組との「覚え書き」があるのみだ。
会社は労働者本人の希望が必要だとして面談で身上調書を取っているが、これは強制配転だと言われないようにするためのアリバイ作りであり、身上調書には「駅には行かない」という選択肢がない。面談そのものが全くのインチキだ。ライフサイクルの期間が終了しても運転士に戻れる保障はない。
このようなインチキな制度は直ちに廃止あるのみだ。面談では「駅には行かない」「運転士を続けたい」とはっきり主張しよう!
全面外注化と一体のライフサイクル
そもそもライフサイクルの目的は何だろうか?それは「駅業務の全面外注化」だ。駅に十分な要員を配置せず、運転士をライフサイクルで駅へ配転することで場当たり的に要員を確保する。こんな制度で果たして会社の言う「運輸のプロの育成」になるのだろうか?
鉄道業務はどれも特殊な業務であり、ライフサイクルのようなその場しのぎの要員配置で回る仕事は何一つない。輸送業務は一歩間違えれば乗客へ大きな影響を及ぼす業務だ。実際にライフサイクルに行った労働者から現状を聞いても「遺失物の対応ばかりで運輸のプロには程遠い」という声もある。
ライフサイクルの真の狙いは、出札・改札といった駅業務を外注化していくことだ。10月には検修・構内業務外注化によって3年前にMTSへの出向を強制された労働者に対し、出向期間の延長が強制されている。
一方、出向を解除された労働者は、構内運転や仕業検査の仕事を奪われ、日勤業務で余剰人員化されている。労働者の誇りが奪われ、日常的に偽装請負を引き起こしている。鉄道会社が安全を軽視し、事故が起きても誰も責任を取らないどころか、労働者に全ての責任が押し付けられている。
実際に勝田車セにおける2月の構内脱線事故、そして土浦における無資格者の運転という事故・事件が引き起こされている。こんなことが許されていいのだろうか?
絶対反対の闘いこそが職場の団結守り抜く道
一方では、闘わない労働組合の幹部が、自己保身ばかりを考え「会社に逆らっても仕方ない」「反対ばかり言っていても仕方ない」などと、労働者の怒りを抑えつけ、団結を破壊している。長年誇りを持って鉄道の安全を守ってきた労働者が、エルダーの枠をめぐってイス取りゲームに加担させられている。
労働者を分断することこそが会社の目的であり、闘わない労働組合によって、外注化が強行され、低賃金・非正規職にされていく。事故を承知で外注化を進める会社、それを黙認する労働組合の責任は重大だ。
労働者の誇りを奪い、生活を破壊し、鉄道の安全を脅かす外注化は今すぐ中止し、仕事と労働者の両方をJRに戻せ!これが動労水戸・動労総連合の方針だ!
外注化反対ストに敵対するJR東労組
外注化・ライフサイクル粉砕、被曝労働拒否の闘いに応え、新たに3人の青年が動労水戸に結集した。彼らは労働者全体の置かれた状況を真剣に考え、全ての労働者と共に生きるために闘いに立ち上がっている。
その一方、9月28日の動労水戸の「外注化粉砕・強制出向の延長絶対反対」のストライキに対し、東労組は「他労組のストに対してMTS大子事業所の組合員に業務命令」なる掲示を出した。東労組は昨年12月にも「絶対反対ばかり言っていても、組合員には何も残らない」などという、動労水戸を批判するような掲示を行っている。
動労水戸は国鉄分割民営化以降、会社からの組合差別にも一歩も引かず、鉄道と労働者の安全を守るために徹底して闘ってきた。鉄道や労働者の安全を脅かす会社施策ともしっかり闘うことなく、自己保身ばかりを考え、目の前の問題から目を逸らす組合に批判されることは何もない!労働者にとって1ミリでもマイナスになる攻撃に妥協など必要ない。徹底して闘うことこそ労働組合の役目ではないだろうか?
おかしいことはおかしい、嫌なものは嫌だとはっきり主張しよう。今こそ全ての仲間は動労水戸に結集し、共に闘おう!
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