いわき駅から発車するポケモントレイン。この後広野駅に向かいます。手を振る大人たち。
この線路の先には、原発事故の避難区域、さらにその先には福島第一原発があります。
避難生活を続けるか、帰還をあきらめるか、それとも故郷に帰るか…。苦悩する避難者の心に「復興」と「安全」のキャンペーンでふたをする政府とJR。
JRによる常磐線竜田延伸は、インフラという名の暴力です。
これ以上、人の心を引き裂くのをやめろ!
私たちは鉄道で働く者として、絶対に許さない。
2月2日、福島市にある「ふくしま共同診療所」の活動報告会がいわき市ラトブで開催されました。
いわきで反原発運動を共に取り組む仲間や、「チラシを見て来た」という仮設住宅にお住まいの方など、80人以上が参加しました。
甲状腺のエコー検診の写真を使って解説される松江寛人院長。
わずか1~2分の検査、しかも「放射能とは関係ない」という前提のもとで調査を行う福島県立医大とは異なり、保護者の疑問や不安と真摯に向き合い、カルテを作り保険も効くように医師会や行政と闘いながら、「住民を放射能から守る」という立場を貫いて診療を続けるふくしま共同診療所の先生方のお話に、多くの方が聞き入っていました。
福島に住む人たちが求めているのは、「ポケモントレイン」のような上っ面だけの「復興」ではなく、現実と向き合い、命と健康を守る医療と、団結のよりどころなのではないでしょうか。
2・23いわき行動を共に闘いましょう!