第44回定期大会を開催

 私たち動労水戸は、10月26日に第44回定期大会を開催しました。この大会では、動労水戸の運動を活かし労働運動を蘇らせること、安心して生きられる社会を目指していくことの方針が確立されました。




 JRをめぐる状況も社会全体の状況も、命の問題が問われる時代となっています。
 
 社会全体では戦争が当たり前のようにされ、労働者が戦地に動員されています。その戦地では兵員はもとより、膨大な人たちが命と生活を奪われています。



 一方 JRをはじめとする日本の鉄道では、車軸に関する膨大なデータ改ざんがあったり、地方路線では倒木や落石との衝突が頻発しています。極めつけは、東北新幹線での列車分離です。いずれも場合によっては、乗客と乗務員の命が奪われかねません。
 
 私たちは、このような命の危機は、権力者や資本家の暴挙によるものだと捉えています。こうした暴挙を止めるためには、労働者が力を合わせて反対の運動をしていくことが必要だと考えています。
そのためには現場で働く労働者が、日々労働条件改善をめぐり、力を合わせて資本に立ち向かっていくことが大事です。




 私たちは動労水戸という労働組合を、組合員が主体の労働組合に生まれ変わらせ、職場の労働者とも意見を交わしながら運動を進めています。組合員全員が60歳を超えて再雇用となりましたが、労働者の展望を切り開くために、出来ることを続けています。みんなで力を合わせていきましょう。

戦争反対を貫く住民の闘いに連帯!

 10月13日に成田市内で、成田空港建設のための農地取上げに反対する集会とデモがありました。動労水戸も、戦争に反対して農地を守る反対同盟に連帯して、この日の取り組みに参加してきました。



 成田空港は、朝鮮戦争のときに米軍機で羽田空港が一杯になったため、新しい出撃基地を作るために建設が始まりました。
 この暴挙に、成田市や芝山町の多くの住民が三里塚芝山連合空港反対同盟を結成して、闘いに立ち上がりました。1965年から始まった抵抗が今日も続いており、成田空港はいまだに完成していません。

 国の戦争政策を引き継いだ成田空港会社( NAA)は、反対同盟を潰すための攻撃をかけています。昨年2月には強制収用をかけて一部の農地を奪い、現在はその他の農地を奪い取るために偽造文書まで使って農地明け渡しの裁判を提訴しています。空港会社は、国や千葉県、裁判所と一体となって戦争体制を構築するために、民衆の抵抗を叩き潰そうとしています。



 動労水戸は戦争に反対すること、住民の生活を守ることも労働組合の任務と捉えています。そのために今自分たちができることを考え、反対同盟を支えたい思いで連帯の闘いを取り組んでいます。世界中で、そして日本でも、戦争に向けた動きが激しくなっています。戦争は勝っても負けても、住民や労働者の命を奪う行為です。絶対にさせるわけにはいきません。「農地は命」を掲げて闘い続けている反対同盟に、みんなで連帯していきましょう!

命を守るための労働組合を蘇らせよう

 兵庫県知事によるパラハラ疑惑が連日報道されています。様々な事象が挙げられていますが、労働者として考えるなら公益通報をした人が処分を受け、命を絶つまでに追い込まれたことを、どうやって防ぐのかが最大の問題だと思います。



 同様の事態は和歌山市でも起きていて、28才の労働者が命を断っています。また自衛隊でも頻繁にパワハラが報道されており、今の社会全体を覆っている問題ではないでしょうか。

 私たち動労水戸は、このような現状を蔓延した原因は、労働者の団結を破壊している労働組合潰しにあると考えています。その起源は1987年の国鉄分割民営化だと言えます。JRへの再雇用は、分割民営化に賛成か反対かで選別されました。これによって、十万人以上の労働者が職場を追われ、200人以上の労働者が命を断ちました。水戸でも一人の青年が命を断ってしまいました。


 
 私たちはこの状況に対して、みんなで一緒に生きることを求めて自分たちの労働組合を結成しました。それが動労水戸です。

 私たちはなんとかJRに再雇用となりましたが、JR資本による組合潰しの攻撃が次々とかけられてきました。この攻撃に私たちは、組合員が互いに支え合い、みんなの力を合わせることで立ち向かい、JR東日本の不当労働行為を断罪してきました。そして全員で定年まで生き抜いてきました。

 今日の社会では労働者がバラバラにされています。一人で正義を貫こうとすれば激しい報復にあってしまいます。ですが理不尽な社会のままでは、働くことも生きていくことも困難になっています。労働者の命や仕事を守るためには、周りの労働者と力を合わせることが必要です。それが出来るのが労働組合なのです。
今だからこそ、一緒に生きる仲間と力を合わせて、命を守る労働組合を甦らせましょう。労働者の未来を、そこから切り開いていきましょう!

 

8.24集会に参加。東海第二原発の再稼働をみんなで止めよう!

 8月24日に「STOP!東海第二原発再稼働 いばらき大集会」が水戸市内で開催され、県内外から600人が集まり、動労水戸も賛同して参加してきました。



 日本原電は2011年の大震災以降停止している東海第二原発の再稼働の動きを強めています。この動きを止めたい思いで、みんなが力を合わせています。

 現在東海第二原発は、内部告発によって防潮堤工事に大きな欠陥があることが暴露され、改めて安全審査のあり方に問題があることが指摘されました。また今年1月の能登半島地震では、原発立地の際に把握できなかった断層が数多くあることが明らかとなり、安全基準の土台を揺るがす事態となっていることが報告されました。



 政府や電力会社は、福島第一原発事故を無かったことにして、再び原発政策にのめり込んでいます。原発は事故や被曝と切り離すことはできません。正常運転していようとも、原発労働者は被曝しています。事故が起これば、住民まで被曝を免れません。それをごまかすために、自治体に無理な避難訓練を強制していますが、実際に事故が起きれば避難など出来るわけがありません。常に誰かを犠牲にしているのが原発政策です。



 その犠牲を強制しているのは、原子力政策で金儲けをしている資本家や政治家の連中です。この連中が、クリーンで無限のエネルギーと宣伝して再稼働を進めています。この宣伝を打ち破り原発をなくすために、みんなで東海第二原発再稼働を止めましょう。

大間原発反対ツアー 2024

 7月20日−21日本州最北端、マグロで有名な青森の大間に行ってきました。その大間には計画から50年たっても完成出来ない原発があります。

 青森県にはこの他にも六ヶ所村の核再処理施設、東通り原発や沖縄の次に大きい米軍・自衛隊の三沢基地などがあります。

 ツアー初日はいわきから650km、一路大間をめざしました。



どこか米軍向けのたたずまいの三沢市内



むつ市に新たに核廃棄物の中間貯蔵施設を作ろうとしている



東通り原発のある東通り村の村議会の箱モノ



むつ市の郊外の山の上にそびえるガメラレーダー
朝鮮半島をにらんでいるという



この日の泊まりは大間手前20kmの下風呂温泉
散歩して足湯

 7月21日大間原発反対の集会に参加。心配された雨はどこえやら。爽やかな晴れとなりました。



集会前にプチ観光
本州最北端大間崎



建設中の大間原発
着工から50年もたっているのにいまだに炉心さえ設置できていないという


原発建設反対を貫いて建設予定地内に生活するアサコハウスを訪問。娘さんが優しく出迎えてくれました。







 前日から行われていた音楽演奏に集まった人とこの日の集会に集まった人は340人。

集会後大間の町内を元気にデモしてこの日の行動は終了しました。



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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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