「みんなで生きていくために!」

動労水戸は10月18日に、第45回定期大会を開催しました。この一年間の取り組みを振り返り、今の仕事や生活、社会が激しく動く時代を、みんなで力を合わせて生きていくための方針を打ち固めました。



この一年間の取り組みでは、2023年に脱退した石井元委員長が持ち去った、水戸支部費を取り戻す取り組みが柱でした。残念ながら10月7日の水戸地裁の判決では、水戸支部費を取り戻すことは叶いませんでした。

しかしこの裁判を通して、金のためには仲間の切り捨てもいとわない石井元委員長の本性と、仲間を絶対に見捨てない動労水戸の原則との違いをハッキリさせることが出来ました。組合員からは、「脱退してくれて良かった」との意見も出されました。



動労水戸は国鉄分割民営化直前の、1986年11月に結成しました。まわりからは「全員クビだ」と言われる中、「仲間と共に生きる」想いを貫いての結成でした。

すべての組合員には、JRの組合差別を始めとした多くの苦難がありました。私たちはその度に、みんなで力を合わせて苦難を乗り越えてきました。労働組合としてのこの原則を、今日もしっかりと貫いています。

いま職場では、労働者の分断が激しく進められています。隣の労働者に勝つための競争が、毎日毎日強制されていると思います。また世界では、労働者同士が殺し合う戦争が、当たり前のようになってしまっています。

こんな時代だからこそ、「みんなで力を合わせて生きていく」ことが、本当に必要ではないでしょうか。これを実現していく力が労働組合にはあります。動労水戸は、「みんなで力を合わせて生きていく」このスローガンをしっかりと掲げて、新たな一年の運動を取り組んでいきます。





東海第二原発を再稼働させるな❗

8月23日に茨城県東海村で、「STOP!東海第二原発再稼働 いばらき大集会」が開催されました。私たち動労水戸もこの集会に賛同して参加してきました。この集会には様々な立場の方たちが参加し、およそ600名が結集しました。


東海第二原発は47年前に出来た老朽原発です。これに最新の機器や部材で補強すれば、本当に問題がないのでしょうか。そして東海原発の建屋は、地下の岩盤まで届いていません。このように設備にも立地にも不安のある原発は、大変な危険性をはらんでいると思います。

また東海第二原発では、この3年間に12件も火災が起きています。安全管理が極めて怪しい会社が運営していると言わざるをえません。さらには、ベテランの原発技術者の数が、日本の原発の中で最少なのです。ベテランの技術者が少ないことは、老朽原発に対応が難しいのではないでしょうか。
こうした日本原電の状況を見ると、原発事故が起こるのは必然ではないかと考えてしまいます。

国は原発事故に対して、住民の避難についての議論はしています。しかし東海原発の30キロ圏内には、92万人もの住民がいるのです。この人たち全員を無事に避難させることなど、無理な話ではないとしてないでしょうか。そもそも避難という負担を、国民に負わせるべきではないのです。




それでも政府は、原発を再稼働させるために、これまで10キロ圏内の自治体への交付金を、30圏内に拡大しようとしています。これは、税金という金の力で原発反対の思いを押し潰し、原発関連での金儲けしか考えていないとしか言えません。まったく許せないことです。


(上関原発建設をめぐっては、「スイシン」派と「ハンタイ」派として、地域の中も親族の中も対立させられました)

これまで原発政策は、住民の繋がりを破壊し続けてきました。東日本大震災や福島第一原発事故の後には、盛んに「絆」が強調されてきました。しかし、国の新たな原発政策は、またしても住民の対立を作り出して、繋がりを断ち切ろうとしています。原発さえなければ、住民がこんな苦しい思いをすることはないのです。



みんなが繋がって生きていけるように、対立を生み出す原発を無くしましょう。東海第二原発再稼働絶対反対!


「仲間の切り捨ては絶対に許さない❗」

動労水戸では、8月19日に水戸地裁において、組合を脱退した元委員長石井真一氏(脱退当時は水戸支部長)が持ち去った水戸支部費を取り戻すための裁判がありました。この日の公判は、原告組合側証人と被告人本人への口頭尋問でした。

この裁判において石井被告は、「水戸支部は支部大会で全員一致で解散を決めた。支部に交付された支部費は、支部のものだから組合に返還する理由はない」と主張しています。組合側では、「組合を脱退した者が組合の活動費である支部費を所持する理由はない。残留した組合員に引き継ぐか、組合に返還すること」を請求し、真っ向から対立した争いになってきました。

水戸支部には被告が組合を脱退したとき、病気休職中の組合員が在籍していました。しかし被告は、「組合費を納めていないから組合員ではない」と勝手に決めつけ、支部大会も知らせずに支部の解散を強行し、会計帳簿なども処分したとしています。

病気休職中であった組合員は、このときまで組合と相談して組合費の一部を納めてきました。そうしたことも踏まえず「組合員ではない」とすることなど、絶対に許せません。ましてや支部が勝手に組合員を除名することは、組合規約で出来ません。
被告が組合を脱退し、支部費を自分のものにするために、仲間を切り捨てたとしか思えない暴挙です。

また被告の主張では、被告が組合を脱退したのは2023年2月19日で、水戸支部の解散を決めたのは2月25日としています。組合を脱退して組合員権のない者が、支部大会を開催して解散を決めることなど、常識的に無効であることは明らかです。




動労水戸は、労働組合の原点は、苦しい状況に置かれた労働者を、みんなで協力して支えていくことだと考えています。その原点を踏みにじり、一緒に生きてきた仲間を切り捨てようとする攻撃には、労働組合として全力で立ち向かっていきます。

この裁判では、水戸支部の会計帳簿なども処分したとされていますので、裁判所の判決がどうなるかは分かりません。それでも私たち動労水戸は、仲間を支え合いながら生きていく運動を続けていきます。

力を合わせて原発再稼働を止めよう!

今週8月23日の土曜日に、東海村で「STOP‼️東海第二原発の再稼働 いばらき大集会」が開催されます。主催はSTOP‼️東海第二原発の再稼働いばらき大集会実行委員会です。
この集会には、様々な立場の多くの方々が賛同して、集会への結集を呼びかけています。私たち動労水戸もこの呼びかけに賛同し、集会に参加していきます。



東海第二原発は、営業運転開始から47年の老朽原発です。次から次へと事故やトラブルを引き起こしている日本の原発政策に、周辺住民の不安が高まるばかりです。

原発の政策は、核兵器に対する世界中の怒りをかわすために、「核の平和利用」を口実に進められてきました。しかしその中で、スリーマイル事故やチェルノブイリ事故。そして福島事故が起きているのです。そのために多くの人が被ばくさせられてきました。

こうした事故の歴史を踏み潰して、東海村の山田村長は「再稼働は必要」と発言しています。
ですが原発は無事に運転していても、誰も処理することができない放射性廃棄物を発生させていきます。それは未来を生きる人たちに、とてつもない負担を背負わせるのではないでしょうか。私たちはそんなことをさせたくありません。

みんなの力を合わせて、原発の再稼働を止め、そして原発を無くしていきましょう。安心して生きられる未来をつくっていきましょう。

「みんなの力で原発をなくしたい!」

動労水戸は3月11日に、郡山市で開催された「原発事故は終わってない 3・11ふくしま集会」に参加してきました。


集会はオープニング音楽で始まり、発言者からは事故によって被曝させられた怒りや、故郷を奪われた怒りなどが語られました。とりわけ元原発設計技術者の講演で話された原発設計のデタラメさは、なんとしても原発をなくしたい思いを強くしました。
集会参加者はエンディングのサックス演奏で気持ちを一つにして、デモ行進を行いました。


福島第一原発では、昨年ようやく溶融核燃料(デブリ)が、0.7グラム取り出されたところです。しかし残っている880トンもの溶融核燃料は、いまだに凄い熱を出し続けています。それ水で、ひたすら冷やし続けています。廃炉計画もたびたび延期されています。これで本当に溶融核燃料を取り出して廃炉にできるのでしょうか。

原発は「クリーンで安価なエネルギー」と宣伝されています。二酸化炭素の排出だけ見れば、火力発電より排出は少ないでしょう。しかし、大量の放射能を発生させます。この放射能を取り除く技術は、世界中のどこにもありません。そのため原子力規制委員会は、放射性廃棄物は地下深くに埋めて、10万年管理することを基本方針としています。そんなことが本当に責任をもってできるのでしょうか。


2014年6月
動労水戸
『常磐線竜田乗り入れ中止要求スト』

原発は稼働するのも廃炉にするのも、必ず労働者を被曝させています。いま廃炉のために働いている労働者は、被曝しながら大変な労働をしているのだと思います。
私たち動労水戸は労働者を被曝させたくない思いから、原発事故で寸断された常磐線の全線開通に反対して闘ってきました。それは放射能に汚染された地域に、住民の帰還を強制しないためでもありました。
命や未来を犠牲にする原発政策を止めなければなりません。みんなの力で原発をなくしていきましょう!




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動労水戸
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非公開
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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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