5・31竜田延伸絶対反対!総決起集会へ!

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帰還強制のJR運行再開をとめよう!
私たちは鉄道員の誇りと使命にかけて反対します


避難者の怒りとともに試運転抗議スト闘う

 私たちは常磐線広野~竜田間運行再開に反対している、JRの労働組合の動労水戸です。
 

 5月10日、JR水戸支社は6月1日運行再開のための試運転を強行しました。私たちは当日ストライキを行い、いわき駅に駆けつけました。駅前といわき運輸区で行った抗議行動には、原発事故で避難されている方々からの大きな支持と応援をいただきました。

 拙速で、なおかつ労働者や乗客を原発事故と放射能から守る対策も示さないまま、竜田駅までの運行再開を強行しようとするJRに対し、多くの疑問と怒りの声が上がっています。




避難者への帰還強制に加担してはいけない

 私たちが今回の運行再開に反対する理由は、まず、電車の運行が再開されることが、避難している人たちにとっては「もとの町に帰れ」という圧力になると考えるからです。
 

 竜田駅のある楢葉町の避難区域が解除され「帰町宣言」が出ていないにもかかわらず、JRは避難者の意向を無視して運行再開を目指してきました。

 「原発事故は終わった」と避難者の生活再建を切り捨てようとする政府や東京電力の手先として、「避難者を町に帰すためには鉄道が必要」とばかりに帰還運動の先頭に立ってきたのです。

 そのために、まだどれくらいの人が電車を利用するかわからないのに、私たち鉄道員に被ばくを強いながら試運転と乗務訓練を行い、6月1日に一方的に運行を始めようとしているのです。


利用者・労働者の安全にとことん無責任なJR

 原発事故はいまだ収束していません。楢葉町でも健康被害が確実に起こるような線量の場所が至るところに残っています。
 乗務訓練で竜田駅まで運転した運転士は、除染で出た放射性廃棄物の土嚢が線路沿いに山積みにされ、すっかり変わり果てた沿線の光景を見て言葉を失ったと語っています。
 町民の人たち、とりわけ若い人や子どもを持つ親が帰るのをためらうのは当然です。

 鉄道を再開したことで町民が町に戻り、その後被ばくによる健康被害が出ても、政府や自治体、そしてJRは責任を取るのでしょうか?
 

 JR水戸支社は私たちとの団体交渉の中で、原発で事故が起こった場合の利用者・乗務員の避難について、具体的な方法や計画は何も決めていないことを明らかにしました。
 

 また、乗務員を被ばくから守る方法についても「不安を解消するために線量計を持たせるのであり、危険な場所に行くとは思っていない」と言っているのです。
 

 鉄道会社であるJRが、命と安全に対して無責任なことは絶対に許されません。
 

 私たち動労水戸は、「命と安全を守る」という鉄道員の誇りと使命にかけて、今回の運行再開は中止すべきだと訴えています。
 5月31日、平中央公園で運行再開を阻止すべく集会とデモ行進を行います。私たちと共に怒りの声を上げましょう。
 

 皆さんの力が必要です!ぜひご参加を!



福島切り捨てを許さない!竜田延伸絶対反対!総決起集会

5月31日に開催する常磐線広野~竜田間運行再開に反対する集会の要綱が決まりましたのでお知らせします。


福島切り捨てを許さない!竜田延伸絶対反対!総決起集会


日時:2014年5月31日(土)13時より 
  (集会終了後、JRいわき駅までデモ行進)


場所:いわき市・平中央公園



http://goo.gl/maps/XzOLB

主催:国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)

全国からの大結集をお願いいたします!!




動労水戸情報576号

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仲間を見殺しにできるか!
平成採運転士・羽部圭介君が訴える




5月10日試運転強行にいわきで抗議行動に起つ

 JR水戸支社は、常磐線広野~竜田の運転再開に向けて、5月10日試運転、11日からは乗務員の訓練運転を開始しました。

 これに対して私たち動労水戸は、5月10日、組合員の仲間がストに入りいわきに結集し、全国から結集した仲間と共に、いわき駅前で宣伝活動を行いました。いわき運輸区前では会社に対する抗議と、乗務員の仲間への激励の訴えを行ってきました。
 

 翌5月11日の朝日新聞は、抗議行動の様子を写真と石井委員長のコメント付きで報道しました。また、いわきに避難している楢葉町の住民の方々からも、私たちの行動への支持や激励が届いています。





会社は社員も乗客も守ろうとしない

 これに先立つ5月9日、JR水戸支社との団交が行われましたが、会社は現状の認識について、なんと「原発と周辺の放射能は安定した状態にある」と、線路は復旧工事と除染を行い「放射線量は現在運転している区間と同程度(毎時0・21~0・23マイクロシーベルト)となったから問題ない」と回答しました。しかし、組合側が「健康被害は絶対に起こらないと言い切れるか」と追及すると黙ってしまいました。
 

 さらに会社は、「乗務員には積算線量計を必ず所持させ、そのデータは会社が永久保管する」との考えを示しましたが、被ばくの上限値はと追及すると「年間では20ミリシーベルト、1日では1ミリシーベルト」と回答、何の安全対策にもなっていないと反論すると、会社は「危ないところだとは思っていない。不安解消のためにやる」と言うのです。不安解消のため?つまり「気休め」ということか!また、原発事故など不測の事態が起きたらどうするのか、乗務員に周知・訓練しないのかと質問すると「来週から検討する」として具体的な中身はいっさい出されませんでした。
 

 皆さん!こんなことが許せますか。会社は危険だという認識をサラサラ持っていない。危険だと思っていない会社に社員や乗客を守ることなどできるはずがありません。


寝耳に水の「運行再開」に楢葉町民は怒り

また、私たちは楢葉町から避難している仮設住宅を訪れ住民の意見を聞いてきましたが、運行再開のことは誰も知りませんでした。

 町民の方々の声です。
 

 「鉄道が通れば楢葉に帰れという圧力になる」
 

 「線量も高いままなのに、鉄道の再開も帰還も早急すぎる」
 

 「今すぐ戻りたいという人はごく少数」
 

 「帰町宣言も出ていないのに、どうして町長とJRは住民に内緒で決めたのか」
 

 震災の年の10月に運行が再開された広野町でも、戻った住民は3割以下と聞いています。その多くは放射線量が高く危険だと感じているから帰らない、いや帰れないのが実情でしょう。
 

 放射線被ばくは本当に恐ろしい。たとえ線量が低くても空気中のチリに付いた放射性物質を吸い込んで内部被ばくしたら、人体の細胞のごく至近距離からダメージを受け続け、破壊された遺伝子は復元できないため、被ばくした本人のみならず子や孫に至るまで健康被害の影響を受け続けるのです。
 

 放射線被ばくに対する過小評価は断じて許されません。こんな運転再開は断じてするべきではありません。


今こそ奮起するとき 私たちと共に闘おう

 放射線被ばくは一生の問題です。自分だけではない、子供の将来をも奪うのです。「しょうがない」とあきらめられるのでしょうか? おかしいことにはおかしい、間違っていることには間違っていると声を上げましょう。

 楢葉町の帰町宣言に反対している住民は少なくありません。10日の抗議行動を通して、そうした住民の怒りとつながりながら鉄道で働く私たちが本気になって反対すれば、運転再開を阻むことは十分可能だという感触をつかむことができました。

 運転再開に直接関係するいわき運輸区の皆さん。それを取り巻くすべての仲間の皆さん。自らの労組はどう闘うのか。ためらっている暇はありません。動労水戸と共に闘いましょう!

竜田延伸試運転弾劾!5・31いわき抗議行動(写真)



5月31日、常磐線広野~竜田間の運行再開のための試運転に抗議し、私たちはストライキといわきでの抗議行動に起ちました。



福島県内はじめ全国から仲間が支援に駆けつけてくださいました。





右奥に見える建物がいわき運輸区です。

木村書記長のシュプレヒコール!



照沼組合員が訴える!

 

駅前に戻って集会。



次は5月31日の総決起集会へ!

5月11日いわき抗議行動 福島民友新聞の報道

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こちらは地元紙の福島民友新聞の記事です。

抗議行動のことも取り上げています。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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doromito30th@yahoo.co.jp


【本部事務所】
310-0011
茨城県水戸市三の丸3-1-3
電話番号:029-227-6020
FAX:029-227-6291

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