10月27日(土)ときわ90号で指定席を取って来た乗客が、自分の席に未指定で座っていた客がいたことが気に入らず、車掌に軽い暴行を加える事件が発生しました。勝田運輸区長は10月30日付けで「社員のみなさんへ」を掲示し「暴力行為には社員を守るために毅然と対応する」「無理せず指令に連絡を」という指示を出しています。こうした中で、組合との合意も無しに「一人乗務」を強行したのは一体誰なのでしょうか? 他方、職場の労働者の疑問や怒り、マスコミ報道に「マスコミの取材を受けたことが問題」としているのがJR東労組本部の様です。会社からの激しい労働組合破壊を受けながら、どこまでもひれ伏して生き残ろうとすることが本当の現場の声なのでしょうか?一緒に闘うべき時に、労働者魂の片鱗も感じられませんね。昨日は、水郡線ワンマン拡大と闘う動労水戸に、四国の仲間が新聞報道とコメントを寄せてくれました。 (JR四国7000系)JR四国「ワンマン列車 改札なし」の新聞記事です。
10月29日にJR四国社長記者会見。
2018年10月30日付徳島新聞記事 JR四国がワンマン列車で運転士による改札を廃止した。「信用乗車方式」。背景には、「団塊の世代の大量退職と、非正規化乗務員制度では労働者を補充できなかった」
さらに、2018年上半期は鉄道収入が8%の減。過去5年で最低の額となった。一方で、インバウンド目当ての宿泊施設を池田に開設。観光列車に力を入れる。
また、運賃値上げについて。「鉄道ありかた懇談会」が混迷している中で、早々に将来の運賃値上げを表明。
■「信用方式」というけれど、運賃回収を放棄したということでもあります。動労水戸のたたかいは、四国の労働者にとっても原 点的です。
これは、個人的憶測ですが、現場のワンマン運転士への負担が大きい=不満が大きいのではないかとおもわれます。
安全面からいえば、絶対に車掌を入れるべきです。しかし、それを切り捨てる。コストだけの損得勘定で進めてきた結果です。
無人駅で乗客にとって頼れるのは運転士だけ。「本州の○○から乗り継ぎだが、これだといくら払えばいいの?」「1万円札しかないのですが・・・」など乗客対応をしていると、ダイヤ通りの運行ができない。後ろの乗客がじ〜と待っている。そんなシーンを何度か見かけました。
回復運転、さらに夜間で雨となると視界がきかない、そんな悪天候が重なると事故のもとです。
職場に根差した、労働者のための労働組合は、全国で求められていますね。私たちは孤立していません。
共に生き、共に闘いましょう!